お花と花器の関係,花図鑑,記事

和風にならない花器の選び方

 寒暖差の激しい日が続いていますね。

 油断をしていると朝仕入れに行くときに寒くて体がすっかり冷えてしまう日もあるので要注意のフェアビアンカです。

 

椿の花を使って入れてみました。

 

 日本の花市場には、冬の花が出回っているときは少ないように感じるのはフェアビアンカだけでしょうか。

 1月は季節は冬ですが、お正月を迎えると初春となって春の花になってしまいますね。

 という状況ですが、たまたま熊取教室近くの産直で見つけた椿の花を入れてみました。あまり丈は長くないものでしたが、小さなつぼみがたくさんついていたのでつぼみを見ているだけでもかわいいので買い求めてみました。

 つぼみはピンク色でしたが花が開くと白色の八重咲でした。花が開いていく様子を毎日見ているとつぼみが少しずつ大きくなるのと同様に花びらの色も白くなってきます。開くと八重咲の凛とした雰囲気を持った花でした。

余談ですが、椿と山茶花(サザンカ)の違いは、花が開いて落下するときに花首が落ちるのが椿で、花びらがばらばらに落ちるのが山茶花と言われています。椿にも散り椿という品種があり、花びらが落ちるものもありますが、一般的には花首が落ちるものが椿と覚えているとよいと思います。

あとは、葉のギザギザが細かいものが山茶花の場合が多いですね。

 

 

2種類の花器に入れてみました。

 

椿の枝を1本だけ使ってかっこよくいけたかったので、まずは白の筒状の花器に入れました。

 こちらの花器は、100円ショップで買い求めたものです。重さもあってどっしりとしているので枝ものを入れるにはもってこいの花器です。花器の下に置いたトレーも色目がくすんだ水色で装飾がついていています。この組み合わせであれば椿も和風にならずにオシャレ感出ますね。

 

 

 

 

 もう一つ選んだ花器は、ガラス製で花器の口が少し狭いものです。ガラス製なので花器の中の花の茎まで見えますね。

 花の茎が一本すべて見えるので枝の曲線の美しさを楽しめますね。

 今回は、花器の中に履いている部分の葉は外してしまいましたが、ガラスの花器であれば水に浸からない部分は葉を残しておいても見えるのでわざと残して楽しめます。

 モダンな装飾のないガラス製の花器を使ったので籐製のトレーの上に置いてみました。

 

 

 

 和の花を入れる場合は、使う花器を選ぶと和風にならずそれぞれのインテリアに合ったものになりますね。

 枝ものは、少しお値段が高めかもしれませんが、日持ちがするので長く楽しめます。お水を変えてあげるのを忘れないようにしてくださいね。

 

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