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花図鑑 山吹(やまぶき)

 桜が散ってしまった後は、急に夏のような暑さがやってきて体が暑さについていけないフェアビアンカです。

 毎年のことですが、熊取教室の窓から見える花が散り始めると寂しい気持ちになります。下の写真は熊取教室の窓から見える桜の花です。

 

 

 

 葉桜になってしまうと季節が前に進み、次の楽しみである新緑の季節がやって来ます。

 

 

柑橘系の果物を連想させてくれる花木

 

 今回は、先日教室近くにある産直で見かけた山吹(ヤマブキ)をご紹介します。

 山吹色という言葉は聞いたことがある方も多いはず、色鉛筆のなかにやまぶきと書かれた一本がはいっていたという記憶の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 山吹は、バラ科ヤマブキ属の落葉低木です。古くは万葉集にも詠まれました。八重(一重のものもあります)の花が咲くビタミンカラーの柑橘類を思い起こさせてくれる直径2~3cm程度の小さな八重の花が咲きます。

 

 

 

 

ヤマブキを白い花器に入れてみました

 

 ヤマブキのオレンジとその葉のグリーン、花器は白。この3色の組み合わせは失敗することのない鉄板の色合わせです。ヤマブキだけをさっとスパイラルに束ねて留めずに花器に入れたものですが、ヤマブキのオレンジ色の花がとても美しいですね。白色の花器との組み合わせでヤマブキの花の色が一層引き立ちますね。

 

 

 

濃厚な赤い花器にいれてみました

 

 白バラ、レースフラワー(グリーンミスト)とヤマブキを組み合わせてブーケを束ねてみました。花の色の組み合わせは先ほどと同じで白、グリーン、オレンジの3色のみです。小さなヤマブキの花ですが、白とグリーンの花でいうモノトーンのなかでオレンジ色がポイントになり存在感があります。ビタミンカラーのオレンジが元気を与えてくれているように感じますね。

 

 今回は、濃厚な赤色のカットグラスの花器に入れてみました。花器の赤色に負けないヤマブキのオレンジ色がアクセントになっています。

 強い色の花には強い色の花器を合わせるとお互いに引き立てあってくれますね。

 

 

 

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