私の思うこと,花のある暮らし

パリのフローリスト達も好きな枝ものを使ったブーケ

 3月に入っても寒い日が続いていましたが、ようやく春めいてきましたね。

 世界では、人々が平和に暮らすことを願っているのにそう思わない人がいて人々の心を不安にさせています。私ができることは花で平和を祈ることだけです。

 

春にはフェアビアンカの好きな枝ものがたくさん出回ります。

 

 例年なら2月初旬ごろより、花のある枝ものがたくさん出回りますが、今年は殊の外寒い2月だったので少しずつ出てくる花が遅くなっているようです。

 

 今回は、フェアビアンカの好きな枝ものを使って束ねてみました。

 枝ものを使うのはいけばなだけではないの?と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。パリから日本に来たフローリストたちが一番驚くのは枝もの花材の質・量ともに充実していることです。パリスタイルでは枝ものがよく使われるのでフェアビアンカも枝ものが大好きなのです。

 

 こちらは、土佐みずきと青もじを束ねています。枝ものだけで束ねるのは草花の茎のようにつるつるとしたものがないので束ねやすいのですが、枝が太いものもあるのであまりたくさんの枝を束ねるのは難しいです。1本ずつの枝が動きを持っているのでその動きを活かすように束ねます。そうして出来上がったのがこちらのブーケです。

 

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 近づいてみてみると茎が青色のものが青もじです。丸い小さな花が咲いていますね。

 

 茎が白っぽいものが土佐みずきです。紡錘形の黄緑色の花でこれからもう少し咲くとこの中からおしべが出てきます。枝ものの花というと大きな花が咲くものばかりではなくこういった小さな花がたくさん咲くものもありますよ。フェアビアンカは、小さな花が咲く枝ものがとても好きでレッスンにもよく使っています。

 

 

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ミモザと一緒に束ねた枝ものブーケ

 

 3月8日はミモザの日でしたね、ミモザも今年は咲くのが遅くてまだまだつぼみが多いなかミモザの日を迎えました。こちらも例外ではなく3分咲き程度のミモザを使って黒柳、こでまり、ミモザと枝ものだけで束ねました。

 

 黒柳は、赤い色の枝に黒い実の様に見えるものが花です。黒い小さな花びらが無数についています。花が開き始めるとおしべが出てきて虫っぽい形に変わってきます。

 

 こでまりは小さな白い花が手毬のように咲く花です。枝の曲線がとても美しい花です。

 

 ミモザはご存知の方も多いと思いますが、小さな丸い花が無数に咲く花ですね。花が咲くとモフモフ感がたまらなくかわいくて女性の心をキュンとさせてくれますね。

 

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 フェアビアンカは、この三種類の花を使って黒柳の枝ぶり、ミモザの花のカワイイ咲き方、こでまりの白とグリーンの花の量を見せたかったので黒柳を高くしてミモザ、こでまりと高さを変えて束ねました。

 

 枝ものは、花のもちがよいので今の機構であれば、3日に一度水を換えると長く楽しめますよ。いけてあるだけで存在感がある映えるブーケができますよ。

 

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