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　子育ても一段落し自分の時間ができた時、何か始めてみたいけど何をしたいのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか？やりたいことをやればいいじゃないと言われてもすぐには見つからないですよね。

始めなければ何も始まらない。

　フェアビアンカは現在フラワーアレンジメント教室を主宰していますが、初めからこの仕事がしたいと思い花を習い始めた訳ではありませんでした。

　花を始めたきっかけは昭和50年代後半の時代には、女子は茶道と華道くらいのお稽古ごとに行くのは当たり前の時代でした。私もその年代で母に無理やり引きずるように連れていかれた生け花教室で花に触れたのが始まりです。

　当時の私は、いけた花を持ち帰ることを忘れるほどのやる気のなさでしたが、いやいやながらも不思議と続いたのがいけ花のお稽古でした。当時、ブームになりつつあったフラワーアレンジメントのための雑誌「花時間」を見ていてこっちの方が楽しそうと感じ、しばらくはいけばなと両方のレッスンに通っていましたが、フランススタイルの花に魅せられて生け花のお稽古はやめました。

　私のやる気スイッチを押してくれたのは、パリの花です。その時に出会ったのがジャン・イヴ・ラーヌ先生でした。ジャン・イヴ先生の作る花に魅かれたのですね。

花のレッスンに通い続け、教室を始め今年で21年になりました。

　何もやりたいことが見つからない、と考えないで知人や友人に誘われたらよほどのことがない限り一度でいいので経験してみる、それに興味がわけば続けてみればよいと思います。誰でも最初は初心者です、恥ずかしがらずにやってみることが大切ですね。

　また、何がきっかけで自分のやりたいことが見つかるかは誰にもわかりません。自分の考え方次第で周りも変わっていきます。あれもこれももうひとつだなと感じるかもしれませんが、始めなければ何も始まりませんね。そして、やりたいことが見つかったら一生懸命に取り組んでください。

　自分がやりたいと思ったことは一生懸命にやり続けると必ず周りの人は応援してくれます。一生懸命にやることはとても大切です。

　オリンピックを見ていてどうして応援したくなるのか？それは、その選手が一生懸命に練習してきた足あとが見えるからだと思うのです。

　フェアビアンカが教室を21年間続けられたのも応援して下さる方々がいらしたからです。これからも一生懸命にレッスンを続けていきますね。