私の思うこと,花のある暮らし

秋を感じる花材でいれてみました

 急に季節が前に進み、体調を崩されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 フェアビアンカは、気象情報を聞いていたので軽めのダウンジャケットを出していてTシャツの上からそれをはおっています。

 

一足早く楽しみたい紅葉した枝ものや葉もの

 

 10月になると花市場には北海道や東北、信州地方の産地から紅葉した枝ものや葉ものが入荷されてとても色鮮やかな風景になります。今年のようにいつまでも暑い日が続くと早く涼しくなってほしくてなおさら、紅葉した花材に手が伸びてしまいます。

 パリから来日したフローリストの方が日本の花市場に来ると一番驚かれるのが、枝ものの豊富さです。パリスタイルのフラワーアレンジメントでは枝ものは使わないと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、パリでも枝ものは欠かすことのできない花材です。

 

マユミはフェアビアンカの大好きな実のもの

 

 フェアビアンカも枝ものを長くそのまま使う場合もありますが、使いやすい長さにしてよく使います。こちらは、ピンク色の実のもののマユミと紅葉した木いちごを使ってコンポジションを作りました。まゆみの実がはぜて優しいピンク色と赤で華やかさを出してくれています。紅葉した茶色みの強い木いちごの葉と絶妙の色のバランスですね。他に花を入れなくても十分楽しめます。

 

 花は5月ごろに小さな白いものが無数に咲きますが、花そのものはあまり鑑賞向きではありません。夏ごろに小さな青いほおずきの様な形の実が見られ、秋になってピンク色に色づくと本当にかわいくていつまでもじっと見ている自分に気が付きます。実がはぜると中から赤い実が出てきて赤とピンクのグラデーションで本当に華やかな実のものです。

 熊取教室でも育てようと苗木を買って植えましたが、背はどんどん伸びますが、なかなか実をつけるのが難しく、毎年今年はこれだけと寂しい気持ちになってしまいます。

 

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紅葉が美しいヒペリカム

 

 紅葉したヒペリカム、菊、アルストロメリア、バラの実を使ってこちらもコンポジションです。

 まるで染めたようなヒペリカムの葉の色ですが、こちらも天然の色です。紅葉と同じ色目のアルストロメリア、グリーンとピンク、黄色の複色の菊、バラの実と色のグラデーションがまるで山全体が紅葉した風景と重なります。

 

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 使っている花材はどちらも和の花材ですが、取り合わせや使い方でパリスタイルになりますね。

 フェアビアンカが花を入れる際に大切にしていることの一つにバランスがあります。

 

 今回は、秋を感じられる作品を作りたかったので紅葉した葉ものや実のついた枝ものを使いました。色の取り合わせのバランスを一番に考え、その次にスタイル、花器という順番で考え作っています。

 

 この秋からフェアビアンカと一緒にパリスタイルの花を始めてみませんか?

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