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お花を組み合わせる時に大切にしていること
2021年4月5日12:33 PM カテゴリー:お花に関するワンポイントアドバイス,花,花のある暮らし
今年はことのほか桜の開花が早く、熊取教室の前の桜も満開です。この季節になるとフェアビアンカは、パソコンに向かいながら花見をしています。外を見ると一面にピンク色の桜が目の前に広がって幸せを感じながら仕事をしています。
今回はフェアビアンカが花を組み合わせるときに気を付けているポイントをご紹介します。
花を組み合わせる時に 色で気を付けること
まずは色について。
花を選ぶときに一番重視します。特にパリスタイルでは色合わせが一番重要なポイントです。色によって出来上がった作品の印象が決め手になりますから。
ニュアンスのある色を選びます。 ニュアンスのある色というのは、深みのある色、 黒みがかった色、くすんだ色等、色に雰囲気のあるものを選ぶようにしています。ニュアンスのある色との組み合わせが難しいので原色はあまり選びません。
フェアビアンカは、深みのあるこっくりとした色が好きなので、見るとすぐに選んでしまっています。
下の写真は、私の好きな紫葉アカシア、リボンは深みのある黒みがかったピンクを使っています。
アネモネと組み合わせてブーケを組みました。
アネモネの花の雄しべの色、ツインキャンドルの花の色とミモザの葉先の色を同色で選んでいます。グラデーションとミモザの葉の紫が 互いに引き立て合いますね。
花の色合わせだけに限って言うと、白と緑は無彩色のように私は考えています。この2色は何に合わせても合う色ですね。植物の色は1っ本が一色だけというのはあまりなくて新芽は赤や茶色がかっているけれど少し大きくなると緑色になるといったものも少なくないですね。
下の写真のミモザも葉先は紫色ですが、それ以外は深い緑といったように1本の枝でも色がグラデーションになっていて変化が楽しめます。
花の持つ空気感で選ぶ
こちらは春先に出回る雪柳。小さな白い花が咲きます。茎の曲線がとても美しく雪柳だけでもとても美しくなんとも言えない空気感を持ています。
空気感とは、花の持つ雰囲気、ニュアンスだと私は考えています。
例えば、下記の写真の雪柳。枝に動きがあり軽やかでダンスしているようですね。
アマリリスは色によって多少の違いはありますが、茎がまっすぐな直線で茎の美しさが大輪の花を支えていて凛としています。
かわいい空気だけではなく、大輪の剣咲きバラならモダン、ニゲラのような草花だとナチュラルといった感じです。
ただ、一つの花でも組み合わせる花によってナチュラルにもロマンチックにもといったような空気感を出してくれるものもあります。
感じ方に個人差があるので抽象的で説明のするのが難しく、レッスンではいろいろな花材に触れて感じてもらって花の持つ空気感を掴んでもらうようにしています。
こちらの写真は、春風が雪柳の枝を通り抜けて揺れる雰囲気を感じられますね。動きのある細い枝が生命力を表現してくれているようですね。
こっくりとした深みのある色のアマリリス、トルコキキョウを別々の花器に入れてみました。
雪柳の白い色が春の日差しを受けてきらきらと光っています。アマリリスとトルコキキョウの愛らしい色目と相まって早春を感じさせてくれますね。
アマリリスとトルコキキョウ、雪柳だけで束ねたブーケ。
雪柳の枝の動きを見せたかったのでアマリリス、トルコキキョウの花はあえて同じ高さにして雪柳とは高低差を付けています。
何を見せたいか によっても組み合わせは変わってくるのが面白いところですね。
主役ばかりでは映画が撮れないように主役ばかりの花では出来上がったブーケはキュンとするブーケにはなりにくいですね。お互いに引き立てあうように花を組み合わせるのが大切です。
カワイイを卒業した大人の心に響くパリスタイルの花を楽しんでみませんか?
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