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コスモスを使ってブーケを束ねました。

 9月になり、昼間はまだセミの鳴き声が聞こえますが、夕方になると虫の音が聞こえるようになりました。フェアビアンカの住んでいる泉州地方は、大阪市内から帰ってくると空気が違う大阪の田舎です。

 

風に吹かれる景色を見ると秋を感じます。

 

 8月の末ごろから花屋さんに出回り始めるコスモス。秋風に吹かれてゆらゆらと揺れる姿を見ると秋になったなと感じます。そういう姿が大好きでフェアビアンカは、コスモスをよく選びます。

 

 秋桜は、日本古来の花のように思っていましたが実は意外にも外来種の花です。花が桜の花の形に似ていることから秋桜と言われ、コスモスの異名です。

 

 最近は、コスモスの花も品種が増えて花びらが八重のものや花びらが筒状になったストロー咲き、花びらの先端が縁取りされたようなもの、色も白やピンク以外のオレンジのものも見かけられるようになりました。強風に吹かれて倒れてしまってもまた、立ち上がり花を咲かせる強い花でもあります。

 

 

秋桜

 

 秋風に吹かれて畑でゆらゆらと揺れる姿を花をいけてもそのまま再現したくて、コスモスは短くせずにたいていの場合、一緒に使う花よりも少し長めに使います。

 

コスモスを使ってシャンペトルブーケ

 

 秋の七草のひとつでもある藤袴(フジバカマ)と一緒にブーケに束ねることが多く、シャンペトルブーケを束ねてみました。今回は、白の藤袴、グリーンのケイトウとトルコキキョウで組み合わせています。コスモス以外の花を白とグリーンにするとすっきりとモダンな雰囲気で大人のあなたに似合う色合わせになりました。大人のピンク色のブーケですね。

 

 

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実のものと合わせたシャンペトルブーケ

 

 こちらは実のもの ビバーナムコンパクターと合わせたシャンペトルブーケです。赤色に色づき始めたコンパクターの実とピンクの八重の花びらのコスモスがとてもよく合っていますね。

 パリスタイルの花には実のものはよく合わせて使われる花材です。初めて見る方は、とても新鮮に感じてくださり、

 

  「こんな組み合わせ出来るのですね、初めて見ました、すごいです!」と感想を頂きます。

 

 その言葉を下さるとフェアビアンカも初めてパリスタイルの花に出会った頃の気持ちを思い出します。そうして初心に戻ってまたブーケを束ねられるのです。

 

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ロマンチックなブーケロンでも

 

 近くの産直で大量の千日紅(せんにちこう)をリーズナブルに買えたのでそれを使ってややロマンチックなカワイイ色合わせのブーケロンを束ねました。コスモスの花びらが二色になっているので千日紅も似たようなピンクの濃淡で合わせてみました。

 

 色合わせ気をつけた点は、同系色のものを使うと色の配分です。コスモスの花は一輪が大きいので千日紅の薄いピンクの量を少なく、その反対に濃いピンクは多く使っています。淡いピンクはどうしてもロマンチックになってしまいがちなので、ブーケ全体の印象を大人の雰囲気にするためにフューシャピンクを多く使いました。

 色の配分重要ですね。コスモスの花の長さは、先ほどのシャンペトルブーケとは違ってあまり長くせず千日紅よりも少し高い程度にして、コロンと丸い形を崩さないようにしています。

 

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 これからお花屋さんの店頭でもたくさんのコスモスが見られるの、でぜひともおうちに持って帰って楽しんで見てくださいね。先にも書きましたが、非常に強い花なので水の交換をこまめにするとつぼみが次々と開いてくれますよ。

 

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