お花に関するワンポイントアドバイス,花のある暮らし

合わせるグリーンでブーケの表情は変わります。

 戻り梅雨の天気が続いて浸水等の被害も出ていますね。被災された方には、お見舞い申し上げます。

 

 余談になりますが、フェアビアンカの実家は大阪湾の浜側近くにあった時があり、昭和36年の台風で自宅が浸水しました。実母は水の怖さを60年以上たった今でもどれだけ怖いかを話します。フェアビアンカがまだ生まれる前の出来ことでまったく知りませんが、家の中にはここまで水が来たと教えられたものです。

 

 さて、今回は同じ花材で合わせるグリーンを変えるとブーケの表情がどう変わるかをご紹介します。

 

使ったメインの花材の色は、白、オレンジの濃淡

 

 白とオレンジの間違いのない色合わせの花を使いブーケロンを束ねました。具体的には、オレンジ色は紅花、オレンジシャーベット色のトルコキキョウ、白のバラが基本の花材です。

 

 

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 一つ目は、グリーンを黄みがかった色のローズゼラニウムを使いました。トルコキキョウと紅花がオレンジ色なので黄みがかった緑色を選んでみました。黄みがかった色のローズゼラニウムがオレンジ色と白色の色合わせに涼しさ爽やかさをプラスしていますね。ローズゼラニウムの葉の軽い感じもいいですね。白、オレンジ、グリーンは間違いなく爽やかに感じる色合わせですね。

 

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赤いスモークツリーと合わせて束ねると

 

 こちらは、ローズゼラニウムの黄みがかった色目に変えて海老茶色のスモークツリーと束ねました。先ほどのローズゼラニウムとは違って落ち着いた感じですが、赤みの色を合わせるとシックな落ち着いた感じになりました。スモークツリーの分量を少なめに使っているのであまり主張せず、白とオレンジ色の組み合わせにスパイスのような役割をしてくれています。

 

 花器の色も先ほどとは違って深いグリーンを使っています。グリーンを使った方がやはり深い色目の海老茶色と合いますね。花器とスモークツリーの色のトーンを合わせています。透明のガラスは何にでも合いますが、深い色目のものを引き立ててくれるのは濃い色目の花器ですね。

 

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 最後に合わせたものは、白とグリーン色の葉のユーフォルビア(初雪草)です。ユーフォルビアは、夏に出回る花ですが、花はあまり目立たず葉を楽しむことが多いですね。初雪が降った時のように微かに葉に雪が積もっているそんな雰囲気のある植物ですね。昔の人は、夏に初雪の降った頃のことを思い出し涼しさを求めたのでしょうか。

 

 フェアビアンカは、最初のローズゼラニウムとユーフォルビアを一緒に使って束ねました。グリーンの色も少し薄めで白色とミックスなので白の割合が先ほどのブーケよりも多くなり、涼しさと爽やかさが倍増したように感じられますね。ユーフォルビアは、葉が薄くて柔らかいので高低差をつけるとブーケに動きが出ますね。

 

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