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パリスタイルの花が私にくれたもの

20年以上花を続けられた理由

 先日、SNSでフラワーバトンを長年の花友達から渡されました。その友人とは、初めてパリの花学校に行った時からのお付き合いです。FBに投稿する記事を書きながら色々なことを思い出しました。

 

どうして20年以上も花を続けられたのか?

 はっきりとした答えは、今はわかりません。20年の間には色々あって、もう辞めてしまおうかと考えたこともありましたが、行動に移す前に次のレッスンが来てしまい辞めずに20年以上花を続けられました。自分から花を取ったら何も残らない、明日から何をしたらいいのかわからない。そう考えると花をやめることはできませんでした。

 

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 続けていくうちに花は、私の生きがいになってしまっていたのです。何でも続けることは大切です。されど続けることは非常に難しい。続けることの大変さをいつも感じながら今日も花に触れています。

 

花には命があります、必ず命が尽きます。だからそのはかなさが美しいと思うのです。季節が巡るとまた、その時々のものと出会えるので飽きることなく花を続けられているのかもしれません。

 

フラワーアレンジメントにも流行がある

 

 花の世界はファッションと通じる部分があって流行があります。自分の特徴や個性は大切だけどいつも同じではいられない。切り花にも流行があります、これは食材や調味料に流行があるのと同じものだと考えてもらえるとわかりやすいです。

 

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 自分の個性や好みを大切にしながらかつ流行に敏感で居続けたい。自分の年齢の積み重ねや時代の移り変わりで私自身の好みも変わっています。過去のレッスンで使った花材や作った作品を見ていると自分自身の変化を目の当たりにできて本当に面白いです。フェアビアンカのパリスタイルの花は、日々進化できるよう今も学びの日々です。

花が私にくれたもの

 

 花がつないでくれたご縁は沢山あります。

 

 まず、一つ目はパリです。

 パリスタイルのフラワーアレンジメントを学ばなければパリに行かずに終わっていたかもしれません。行ったとしてもただの観光旅行で終わってしまったと思います。パリの街の素晴らしさやフランスについても深く知りたいとは思わなかったはず。

 

 今は、行けないけれど行けるようになったら飛んで行きたい!今まで数回の渡仏でパリの良さを見て日本の良さも感じられました。日本人がパリスタイルの花をしてもどこか日本風になっているのではと考えたこともありますが、それもフェアビアンカのパリスタイルでよいのではないかと考えられるようになりました。

今までのパリのブログはこちらから

 

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二つ目は、写真。

 写真を学び電子書籍を出版できたのも自分の花作品をきれいに撮りたいと思ったから。学び始めたころはまだ今ほどインスタも注目されておらず、「インスタ映え」なる言葉もありませんでした。丁度よい時期に写真を学べたと思います。

 

 花にかかわる中で、これまで興味のなかった分野や必要なスキルに目が向きました。花のおかげで自分自身の世界が広がったのは間違いありません。新しい世界に足を踏み入れると、その周りにあることにも興味が湧いていくものです。思い切って何かを始めれば、きっと良い経験に出会えるはず、そう感じています。

 電子書籍に関するブログは、こちらをご覧ください。

 

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 三つ目はやはり、色々な人と出会えたこと。

 パリスタイルのお花をしていると私もパリのこと大好きです!という方と会えたり、○○さんとはお知り合いですか?と尋ねられたり。パリがキーワードになって色々な方とつながっていきます。

 

 花を学んだからつながったご縁も沢山あります。最初にお話ししたフラワーバトンを私にくれた友人や今もイベントがあるごとに東京から駆けつけてくれる友人もいます。花を続けていない友人もいますが、それでも久しぶりに会えば毎日会っているようにおしゃべりが無限に続きます。

 

 そして、私が一番大切にすべきレッスンに来てくれいる生徒の皆さま。私が教室をしていなければたぶんご縁はつながらなかったはず。いつもうれしい感想を私に与えてくれる元気の源です。

 

  • 一日も早く先生のようにブーケができるようになりたい!
  • 会うといつも元気をもらえます。
  • このお花の組み合わせがたまらない。
  • お花のレッスンに来るようになってから家を片付けられるようになりました。
  •  次のレッスンが早く来ないかと1か月経つのが待ち遠しい。

 

 私が花を続けられた理由の一つには、生徒さんからの嬉しい言葉があるのは間違いありません。

 もう一つは、花に触れていることで花から元気をもらっていること。花は生きものなので力を持っています。だからレッスンに来られる方にもおすそ分けですが、元気をつなげていくことができるんです。

 

 withコロナの時代でも状況が許される限り、やっぱりリアルでお会いして花のレッスンを続けていきたいと考えています。

 

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