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パリスタイルのお花の色合わせについて

カワイイを卒業した大人のあなたにおススメする色合わせ。

 

 秋になり、私の好きなお花の色がたくさん出回るようになってきました。フェアビアンカの好きな色、それは、原色でもパステルでもなくちょっとくすんだ色目や黒みの感じられるものです。

 

 パリスタイルと一言で言ってはみるもののそれぞれのパリスタイルがあります。パリのお花屋さんは一人一人の好みがはっきりしているので売られているお花の色や雰囲気も一軒ずつのお花屋さんによって違います。パリに住む人たちは、自分の好みのお花屋さんを見つけてそのお店でお花を買い求めているようです。それはお花屋さんだけに限らずですが、日本でときどき見かけられるような一過性の流行りものという感じではありません。

 

 一つ目はフェアビアンカの好きな色目のお花で束ねた秋のブーケです。黒みがかった赤い色のダリアと菊、ティナスと淡い色めのコスモス、秋名菊、コスモス、菊を組み合わせています。濃厚な色目と淡い色目のものを合わせると大人カワイイ雰囲気になります。黒みがかった色目の割合を多くしているのでしっとりと落ち着いたシックな印象のブーケになっていますね。

 

 

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 こちらは、コスモス、秋名菊、吾亦紅(われもこう)を組み合わせたものです。淡い色ばかりでは?と感じられた方もいらっしゃるかもしれませんが、吾亦紅(われもこう)の濃厚な黒みがかった赤い色が全体の雰囲気をぐっと落ち着いたものにしています。上のブーケとは逆に淡い色のピンクの割合を多くし、濃い色を少なくしています。濃い色が、ポイントになって全体を引き締める役目をしてくれていますね。ピンクだけだとカワイイだけの秋のブーケになりますが、濃い色を少し加えるだけでピリッとスパイスが効いた大人カワイイブーケになります。

 

秋のブーケ

 

 色の配分もブーケを束ねる時には、大切な要素の一つになってきます。ご自宅に置く場合は、ご自身のお好みや気分で選ぶとよいと思います。

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