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お花歴40年の私が初めてであったお花の神様の話
2021年2月25日4:12 PM カテゴリー:私の思うこと,花のある暮らし
花を始めてから40年近くたちますが、「お花の神様って本当にいるんだな」と感じたのは初めてでした。
よくスポーツの選手のインタビューなどで、野球の神様やサッカーの神様の話を聞いていましたが、まさか自分がお花の神様に出会うとは思ってもみませんでした。
ウソのような本当の話
先日、レッスンに使う花を仕入れにいつもの花屋さんに行き、スタッフの方と来月の注文について、値段と数量の打ち合わせをしていました。
3月7日はミモザの日です。そのためミモザを使いたかったのですが、最近のミモザ人気によりなかなか手に入りません。取り合いといったら大げさですが、欲しいときに買えないような状態なのです。
そんな話をしているとき…60代くらいの男性が、満開のミモザの花をたくさん持って花屋さんに入ってきました。
花屋さんのスタッフと私は、そのミモザを見た瞬間ビックリして「ミモザ!」と叫んでしまいました。
男性はご自宅にミモザの木があり、満開になったので「花屋さんに持って行ったら、誰か持って帰ってくれる人がいるだろう」と、わざわざ運んでこられたとのこと…
私はついつい「カワイイ!」と連呼していたようで、その男性の「持って帰って」というお言葉に甘え、厚かましくも頂いて帰りました。
何かお礼をと思ったのですが、その男性は家に咲いたものだから好きな人に持って帰ってもらえるのが一番嬉しいと、言そのまま車に乗って去られてしまいました。
なんという偶然か、ミモザの話をしているときにまさしくミモザを持った方が現れ、しかも頂けた!
まるで、お花の神様がミモザの花を私に授けてくれたかのようです。
お花の神様が私にくれた、最高のご縁だと感じました。
花との出会いもご縁
男性が乗ってこられた車には屋号が書いてあったので、花屋のスタッフの方にどういう方か確認して、改めてのお礼を考えています。
ミモザの話をしていた時に、ミモザの花を、知らない方から頂いた。偶然といってしまえばそれまでですが、花とは不思議なもので、「この花は出盛り期なので絶対に買えるだろう」「明日使いたいな」と仕入れに行っても、買えなかったりするものです。
そういう時は、今日は縁がなかったなと思っています。また、なかなか手に入りづらい花がとてもリーズナブルに買えたり、自分の好みの花が仕入れられたりという日もあるので、そういう時は「今日はご縁があった、ラッキー」と素直に喜びます。
人と人とのお出会いも縁ですが、花と人との出会いも縁なんですね。
授けてもらったミモザでブーケを束ねました
頂いたミモザは、ウキウキとした気分で自宅に持ち帰り、早速パロット咲きのチューリップと一緒にササっと束ねました。ネトワイエ(花のそうじ)もせずに、ただただシンプルに束ねただけです。自分の気の向くまま、手が勝手に動くままにうっとりとした気分で仕上げました。
ミモザの黄色と、白とグリーンの複色のチューリップの絶妙な色合わせが、春を感じさせてくれますね。
そして翌日のレッスンで、生徒さんに束ねてもらいました。
こちらでは、米柳、チューリップ、アマリリス、スイートピー、ミモザを使いました。ミモザの黄色、スイートピーのオレンジ、アマリリス、チューリップ、米柳の白とグリーンの女心がくすぐられる色合わせ。めったに黄色系の色合わせをしないフェアビアンカですが、ミモザだけは特別です。
生徒さんにも前日にあったこの話をしたら、世の中にはドラマみたいな話が現実にあるんですね、私にもそのご縁がつながってきてくれてうれしい。と話してくれました。
花のある暮らしのスタートライン
花がつなげてくれた数多くのご縁を、これからもつなげていきたい。花に触れ、いろいろなご縁を広げていくお手伝いができるのが私の仕事です。
日本はもうすぐ春。1年で最も種類も量も多く、質の良い花が手に入るこの季節から、「花のある暮らし」を始めてみませんか?
このブログをお読みのあなたにも、お花の神様に出会うチャンスはきっとやってくるはずです。
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