春に出回る枝ものを使ってブーケを束ねました。

2021年2月20日2:29 PM カテゴリー：お花と花器の関係,お花に関するワンポイントアドバイス

　2月に入って暖かい日が増えてきて身体も動かしやすくなり嬉しいです。ただただ暖かいだけで活動的になり、気持ちも上向きになりますね。

　季節的にはまだ冬ですが、花業界ではこのシーズンは春の花でいっぱいです。フェアビアンカの大好きな花の咲く枝ものがたくさんの種類出回ります。好きな花がたくさんでいつも仕入れ過ぎてしまい熊取教室のインスタレーションは花盛りです。

山茱萸(さんしゅゆ)を使って大きいサイズに束ねました。

　アマリリス、チューリップ、ストック、スイートピー、ラッパ水仙、ミモザと一緒に束ねました。山茱萸（さんしゅゆ）は丈の長い枝ものなので短くせず、長く使っています。他の花材とはかなり差をつけて黄色い花がよく見えるように存在感を意識しています。

こでまりの曲線を楽しむブーケを束ねました

　一緒に束ねた花材は、スカビオサ、ラナンキュラス、水仙。どの花材も線の細い春の草花です。

　こでまりと同様に茎の曲線がとても美しく躍動感にあふれています。フェアビアンカは、曲線の流れ方に注意して同じ流れを作るようにして花の向きを考えながら束ねています。それぞれの花がクルクル回りながらダンスしているかのようなイメージです。

桃と柳を使って雛祭りのイメージで束ねました。

　ストック、ガマズミを一緒に束ねました。桃と芽吹いた柳を使って雛祭りを意識して色目は黒みがかったガマズミと紫のストックで大人カワイくまとめました。桃と柳の丸い花がとてもかわいいですね。フェアビアンカは小さくモフモフとしまるでビロードのような柳の花が大好きで、早く花が咲くように暖かく明るい場所に置いています。

　器もあえて黒いモダンなものを使うとカワイイを卒業した大人のあなたに似合うブーケになりますよ。