,花のある暮らし

花図鑑 キルタンサス

 節分、立春、初午と季節はすすみ、2023年も本格的に始まりましたね。

 

キュートな花を見つけました。

 

 下の写真の花ですが、初めて見たという方もいらっしゃるのではないでしょうか?リューココリーネの花に似ていますが、茎の丈も短く花の大きさも小さめで細長い笛の様な形の花。フェアビアンカが実際に見たことがある色は、ピンクと黄色ですが、赤や白色もあるようです。

 

 

IMG_0510

 

 

 この花の名前、ご存知でしょうか?

 

 この花は、キルタンサス。和名は笛吹水仙(ふえふきすいせん)といいます。

 春出回るヒガンバナ科の球根植物です。花が下を向いているからでしょうか、花言葉は、「はにかみ屋、恥ずかしがり屋」とあります。

 

 和名は、言われてみれば、花の形がたて笛のように細長いですね。日本水仙のような強い香りではありませんが、かすかに甘いチョコレートのような香りがします。水仙なので細長くてつるんとした質感の葉です。とてもかわいく佇まいの美しい花ですね。

 

 

アレンジとブーケで楽しんでみました。

 

 キルタンサスを活かすにはどうすればよいか考えてみました。

 まずは、チューブ型の花器に入れてみました。

 

IMG_0523

 

 線の細い茎が美しい花材ばかりを集めてチューブ型の花器にまっすぐに入れました。春の花の華やかさが感じられますね。

 色々な高さで入れてみようかとも考えましたが、この作品のセンターの主役として使いたかったのと花が下向きに咲いているので、あえて高く入れています。

 

 色合わせが、白っぽい花の色でまとめ、ポイントに紫や黒みがかった赤を入れているので、キルタンサスのピンク色が色と色をつなぐ役割となっています。

 

 チューブの中でも茎の直線の美しを見られますね。キルタンサスの花の華やかではあるけれど端正な佇まいが、モダンな花器とバランスがとれています。

 

 もう一つは、ブーケに束ねました。

 

IMG_0562

 

 一緒に束ねた花材ですが、春は花がよくもつので少しずつたくさんのもので束ねました。豆の花、コデマリ、トキワガマズミ、ラナンキュラス、雪柳、スイートピー、チューリップ、等々です。

 キルタンサスをポイントにしたかったので他の花材よりも高めに入れて縦笛のような花の形を見せてみました。花が色々な方向に向くように注意し束ねています。フワフワとした花の形が多い中で曲線の美しい花の形を活かせるように束ねました。

 

 一つの花が終わると摘んであげるとまた次の花が咲いてくれるので長く楽しめる花です。

 

 お花屋さんの店頭で見つけたらリーズナブルな花なので数本まとめて買ってみてくださいね。一輪挿しに2,3本入れてみるだけでも部屋が明るく華やかになり、微かな香りも楽しめること間違いなしですね。

 

 フェアビアンカと一緒にパリスタイルで花のある暮らし始めてみませんか?

 お問い合わせお申込みはこちらから。