お花に関するワンポイントアドバイス,花のある暮らし

秋色のカラーを使って束ねてみました。

 フェアビアンカの大好きな本格的な秋がやってきました。

 花の色も大人のあなたに似合う落ち着いた色目のものが沢山出回り選ぶのが困ってしまうほどです。

 

落ち着いたピンク色のカラーを使って束ねました。

 

 カラーは南アフリカ原産の植物です。名前は英語読みでは色を表すCOLOURではなく「CALLA」です。凛としたスタイリッシュで都会的な雰囲気のある花なのでモダンなスタイルのブーケやアレンジメントに使います。茎の姿も自然な美しい曲線を描いており茎を見せるブーケによく使われます。

 

 フェアビアンカの好きなくすんだ濃厚なピンク色のカラーを使って横姿で楽しむブーケを束ねました。一緒に束ねたのは紅葉した木いちごです。カラーの濃厚なピンクとキイチゴの葉の縁から色づき始めたピンク色ととてもよく合っていますね。横姿に束ねる時は、茎をスパイラルではなく平行に束ねています。

 

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 こちらは、一緒に束ねた木いちごは変えずに束ね方を変えてみました。いつものように茎をスパイラルに束ねています。カラーの花の向きを外側に向くように注意しながら束ねました。束ね方を変えると全く違う花のようになりますね。

 

 

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投げ入れで楽しむには

 

 最後は、色目を考えて投げ入れにしてみました。一緒に合わせた花材は、木いちご、糸菊、ケイトウ、シンフォリカルポス原種を使っています。

 

一緒に使った花材は、色目と秋の雰囲気が出るものを選んでいます。

 

一番最初に選んだのが、濃厚なピンク色のカラーに合わせたオレンジのケイトウ。花びらがベルベットの様な質感です。オレンジのケイトウに合わせて黄色の糸菊を選んでいます。一枚ずつの花びらが糸のように細くて存在感がありますね。同系色のシンフォリカルポスは細長く実のついた枝が実の重みでしなっていてカラーの花の形と似ています。

 

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 今回の投げ入れは、カラー以外の花材のみでまず、茎をスパイラルに組んだブーケを束ねて留めずに花器に入れました。その後でカラーを入れています。そうするとカラーの花の向きが自分の思う向きで留まってくれます。

 

 フェアビアンカの住む泉州地方では、まだまだ紅葉を楽しむには早い気候ですが、紅葉した花材を使うと季節を楽しめますね。

 

   フェアビアンカ 21周年記念作品展を開催します。

10月30日 日曜日 13:30~16:30

 

ライフ&デザイン 1階

大阪市中央区南船場2丁目6-12

 

 

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