お花に関するワンポイントアドバイス,花のある暮らし

紅葉したキイチゴ(木いちご)で花遊び

 日中はまだ暑い日もありますが、朝夕は秋らしさが日ごとに感じられる気候になってきましたね。

 大好きな秋の気候を満喫したいと考えているフェアビアンカです。

 

早くも出回り始めた紅葉したキイチゴ(木いちご)

 

 フェアビアンカの住む泉州地方で紅葉を楽しめるのはあと1か月以上。

 北の生産地から出荷された紅葉した枝ものや葉物が花市場には出回り始めました。その中でも使いやすいキイチゴを使って秋を楽しんでみました。

 

 こちらは、いつもの通り少し小さめのブーケロンで束ねました秋色のブーケです。使った花材は、バラ(ケンジントンガーデン)、スプレーバラ(シンディ)、鈴バラの実(ローズヒップス)、藤袴(フジバカマ)、そして紅葉したキイチゴです。紅葉した葉を見せたくて普段はあまりしないブーケの一番外側にキイチゴの葉を入れました。もちろん、花と花の間からも見えるようにキイチゴを入れています。

 

 

 

ローズヒップス

 

 紅葉したキイチゴとローズヒップスだけでササッと束ねたのがこちらです。一緒に束ねる花がなかったり、花が傷んでしまって葉だけが残ったりしたら、実のものと一緒に束ねるのも面白いですね。

 少し紅葉して黄色くなってきたキイチゴの葉と鈴バラの赤みがかったオレンジ色がとてもよく映えますね。ローズピップスは、たくさん実がついているので存在感もあります。

 

 

 

落とした葉も最後まで楽しみましょう。

 

 ブーケを束ねるときには、必ずネトワイエ(ブーケを束ねるために花を掃除すること)します。茎の下の方についている葉は落としてしまいます。キイチゴは下から紅葉する植物なのできれいな葉を処分してしまうのはもったいないのでそれだけで楽しんでみました。

 

 まず初めは、短くなった葉を使って身にブーケを束ねました。花も少しの量でできますね。

 トルコキキョウとローズピップス、藤袴ですが、この花もネトワイエした時に落とさざるを得なかったものばかりです。この3種類の花だけで小さく丸い形にブーケを束ねてその周りにキイチゴの葉を添えました。トルコキキョウの花の色とキイチゴの葉の色でとても映えていますね。

 

 

 そして、もう1点。こちらは落とした葉だけを浅い器に入れてみました。こちらの花器は、100円ショップで求めたものです。プラスチック製で軽いし、割れにくいのでフェアビアンカは愛用しています。

 

 落とした葉を1枚ずつ葉が器の中で立つように入れたものです。使った葉は10枚程度です。お水は入れ過ぎないように茎の先が水に1cm程度つかれば十分です。これだけでも十分秋を感じられますね。

 

 

 気候も涼しくなってきて花も長持ちするようになってきましたね。一緒に花のある暮らしを楽しんでみませんか?

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