お花と花器の関係,お花に関するワンポイントアドバイス

パリスタイルの花にはグリーンが欠かせない

 4月末から嵐のような荒天の後は季節はずれの寒い日が続いていましたが、やっと気候も落ち着いてきたように感じます。

 GWは、京都教室から少し離れた鷹峯に行ってきました。新緑がきれいでいろいろな鳥のさえずりを聞きながら散歩し、少し気分も晴れやかになり帰ってきました。

 

花がなくてもきれいなアレンジメント

 

 新緑が美しいこの季節ならではの グリーンだけを入れたフラワーアレンジメントを作ってみました。

 

 こちらはほとんどが我が家の庭にあるグリーンを使って入れました。こちらの花器は今までにも何度か使っているグラスを金属製のバスケットに入れてものです。一つの大きな花器に入れるよりも小さなグラスがいくつかに分かれているのでとても入れやすいですね。

 

 房スグリ、野イチゴ、アップルミントを使って投げ入れの様に入れました。 一輪挿しの様に少しずつ一つの花器に入れるのではなく、グラスの中に葉が入らないようにお掃除だけをしてまとめてたっぷりとグリーンを入ました。 一つ一つのグラスをバスケットに入れるときに全体のバランスを見ながら配置を決めました。その後、もう一度全体のバランスを見てグリーンを足します。そうすると思いがけず緑の森が出来上がり、それぞれのグリーンの香りも十分に楽しめますね。

 

房スグリと野イチゴが入っているのでこの写真ではまだ実が色づいていませんが、それぞれがだんだんと赤く色づいてくる様子を楽しめます。

 

 

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旬の花、シャクヤクを足してみました

 

 こちらは旬の花、シャクヤクです。大輪なので一輪だけでも十分に美しく楽しめる花ですが、今回はグリーンのボリュームとバランスを取るために大輪のものを数本入れました。シャクヤクの葉はすべて取り除いて、どこから見てもきれいに見えるように少しずつ高さを変えて入れています。

 黒色のエッジの効いたバスケットと大輪のシャクヤクとたっぷりのグリーンでモダンなスタイルになりました。パリスタイルの花にはやはりグリーンはなくてはならない存在です。グリーンと花はお互いに活かしあう存在ですね。

 

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 花だけでは何かが物足りなくて、グリーンだけでも何かが足りない。花とグリーンの相互作用で美しいアレンジメントが出来上がりますね。だから私はパリスタイルの花に惹かれるのだと思います。

 パリスタイルの花で花のある暮らしを始めてみませんか?

 

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